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6月の新書オーバービュー

お盆も過ぎたのに、今さら6月の新書かよ……という気がしないでもない。30冊以上読んで、内容の記憶にあるのが半分もない、というのもどうか。

命のビザ、遥かなる旅路―杉原千畝を陰で支えた日本人たち (交通新聞社新書)」は、杉原ビザで、ナチス・ドイツ迫るポーランドやリトアニアから、シベリア鉄道経由で日本などに亡命した人たちの回顧談、エピソードが中心。当然ながら杉原サバイバーはみな高齢で、著者も聞き取り調査にかなり苦労したようだ。この中で、ニューヨークの女性医学者が立命館で講演した時の話をしている。韓国人留学生から「ドイツ人を憎んでいるか」と質問され、「そうならないよう努力している。今の人に責任はないのだから」と答えたという。「植民地支配を受けた国民として複雑な感情をも持っているんでしょうね。満足の行く答えではなかったでしょう。でも、せっかく留学してるのに、過去に引きずられては留学の意味がないと思ったのです」。日本の植民地支配を肯定する気はさらさらないが、着の身着のまま故郷を追われた彼女ですら、憎まないように「努力している」というのに、植民地支配を受けた訳でもない、今の韓国人が何をかもって「植民地支配を謝罪しろ」というのか分からない。それにしても、70歳を過ぎて訪日して韓国人に諭す。杉原の個人的好意であるにもかかわらず、感謝の心を日本に返す。ありがたいことだ。交通い新聞社新書っていい本が多いけど、メジャーじゃないので、反響が殆ど無いのが残念。

「新型うつ病」のデタラメ (新潮新書)」はやっぱり人気。そらそうだろう。エゴイスティックに振るまい、あげく病気なことを言い放ってしまう勘違いした人が職場に一人くらいはいるんじゃないか。本書を読むと「いるいる」と共感したくなる。しかも「生活保護を不正に受け取っているんじゃないか」ということになるとなおさらだろう。

6月発刊でと飛び抜けてよかった本はなし。結構読んだが、他の月に比べてそこそこな感じ。「シリア」「地球のからくりに挑む」「マルティン・ルター」「財務省」などが比較的面白かった。
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