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7月の新書オーバービュー


 著者は名古屋出身で、多くの名古屋本を書いている。「お値打ち」「ツレ」という独特のニュアンスを持つ言葉や、「名古屋によそもんは来てほしくない」感など、名古屋感覚の機微を語る。文体模写の第一人者だけあって、大量の名古屋弁の用例で作文されているが、まあきれい。現地人にも違和感ないだろう。ところでもう小説は書かないのかなあ。




 「戦前の日本人は大艦巨砲主義だった」という、戦後の日本人の前提を、当時の史料から全否定する本。米国に対抗する切り札としての航空戦力を海軍は盛んに宣伝した。ほかの兵器ではさっぱりだったが、お金を集めて飛行機を寄付する「献納運動」も盛んにおこなわれた。民間軍事評論家や退役軍人(余談だが、タモさん的な軍人OBは戦前から結構いたようである……)も「戦艦は金がかかるし、飛行機に対抗できない。これからは制空権だ」と陸海軍以上にはっぱをかけた。大勢の兵士がいて、戦争が身近だった戦前の日本人の軍事リテラシーを侮ってはいけない。「決して戦艦や精神主義一辺倒ではなかった」と著者は強調する。


 今月一番面白かったのは、「ほんとうの憲法: 戦後日本憲法学批判」。すべて賛成はしないが、前文から憲法の平和主義を考える、新しい枠組みとして。

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