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4月の新書オーバービュー

 4月の新書は16冊。残念ながら心に残る本はあまり多くなかった。

 「木材、石炭、シェールガス 文明史が語るエネルギーの未来 (PHP新書)」は、再生可能エネルギーについて「革新的でも何でもなく、有史以来使われてきたエネルギー源で、何度も技術革新が試みられてきたが不可能だった。非効率だったからこそ、石炭や原子力に移行した」という。再エネに頼るより、エネルギー利用の効率を上げる方が遥かに実用性が高いという。シェールガス輸入ができるようになれば、日本の莫大なエネルギー源購入費は下がるし、ガスコンバインドサイクル発電なら旧来型装置の5割増しの発電効率が得られるという。当然、その分省エネできるわけだ。


 前著では、3日で海外旅行だったはずが、いつの間にか「3ヶ月かけて世界一周」になっていた著者が、潔く短期間の世界一周に絞った、「10日もあれば世界一周 (光文社新書)」。10日間、ほぼ毎日長距離便に乗る。慌ただしく辛い旅だが、「この国でこれがしたい」というイベントがあれば楽しいだろうなあ。ビストロで肉を食う、アジアのマーケットに出る、など。ノウハウより何を楽しむか。しっかりテーマが絞り込めていてよかった。超短期だけど、旅情もなんとなくあるし。


 「プロ野球の名脇役 (光文社新書)」は、最近野球関係の新書を量産している二宮清純の2ヶ月連続の新作。もはやプロ野球名人伝では絶対的な信頼感を持てる書き手だが、本書も主役を上回る技量を持ちながら、脇役に徹した名人たちの言葉を記している。福本豊の盗塁世界記録を支えた大熊忠義がとにかくすごい。福本と1・2番コンビを組んでから、3割超えしていた打率は7分も落ちた。ひたすらファールとゴロの練習ばかり。福本が出遅れたらどんな球でもチョンと当て、福本が進めば、ゴロを出して3塁に進める。福本と口論になって2番を降りたら、福本が盗塁できなくなり詫びを入れたというから驚く。

 谷繁元信がいかに超人か、というのも本書で知った。下位打線で2000安打&1000打点を記録しているのは谷繁だけだという。というかむしろ、どちらかを達成している打者は主砲と呼ばれるのに、なぜ谷繁だけ下位打線なんだろうという気もするが。16年連続Aクラスでミットをかぶり、日本シリーズも6度経験しているから、ここぞの勝負時・潮目が見えるし強い。体も強くて怪我しない。捕球論にもこだわりがある。「捕球したらミットを動かすな、前で取れ」と。審判と投手に場所を知らせるためだという。球界一の捕手となりつつある阿部慎之助にも「うまくなったけどまだ動く。ミットを内に入れても審判はストライク取ってくれないよ」とアドバイスも送っている。


Amazonレビューは1本も書いてないながら、一番面白かったといえるのは、「プロ野球の名脇役」かな。ほかの本でも書こうと思えば書けるが、義務的に感じるととたんにキータッチが重くなるからなあ。書評というかレビューというか、背中を押されるように書かないとしんどい。
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