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8月の新書オーバービュー

8月は大不作で、読んだのは10冊だけ。面白そうな本がほとんどなかったので、普段手に取らなさそうなものも読んだ。9月に期待。

まず、「食の戦争 米国の罠に落ちる日本 (文春新書)」から。TPPで農業保護が全廃されると、日本の食はアメリカに握られ、食料安全保障の危機になるという主張。日本ではほとんどGMは栽培されていないが、アメリカで栽培されたGM大豆がしょう油や大豆の形で日本人の口に大量に入っているという。GMは安全性が完全に担保されていないという。また、米国も多額の補助金を農業に突っ込んでいて、農業が完全自由化された場合、日本は勝ち目がないのだという。

東京ふしぎ探検隊 (日経プレミアシリーズ)」は日経電子版の連載では面白くて買ったが、本を読むとそんなでもない。バブルの遺産巡礼とか、うーん……なんかノスタルジーをバブルにはまだ感じないんだよなあ。

住んでみたドイツ 8勝2敗で日本の勝ち (講談社プラスアルファ新書)」はちょっとダメだなあ。著者はクライン孝子化してる気がする。自分の身の回りだけから見た「出羽の守」はよろしくない。めいろまはんの「外国と比べて日本は……」はもっとたちが悪いが、「日本に比べれば外国は……」もそれ相応にくだらない。QOLのどこに重きを置くかでどちらがいいか分かれてしまう。私に言わせれば、「サウナ男女混浴が鉄のルール」のドイツ完全試合になってしまう。プールで全裸美女がゴロゴロ泳いでるドイツサウナ行きたい……

日本の財政 (中公新書)」は財務省OBの本。かなり古巣に厳しく(高橋洋一的オカルティズムではない)、日本の歳入歳出プロセスの不透明さを批判している。OECDは事前に財政に厳しいたがをはめ、事後も計画通りできなければ検証する。大臣でも首を切れないCFOを各省庁に置いているという。日本の財政は単年度主義で、決算も「来年は頑張りましょう」で終わってしまう。日本の財政はコミットメントが低すぎる。不況だからと支出を広げる。融通がききすぎる。おまけに政府外のメンバー(自民党税調)が実質的な歳入の決定権を持つ。これではダメだと構造改革を求めるが、消費増税で10年もめた我が国に果たしてそんな大改革をやる猶予が日本に残されているのかと。ちなみに増税は、歳出削減より財政健全化への貢献度は低いらしい。

今月一番面白かったのは、「商店街再生の罠:売りたいモノから、顧客がしたいコトへ (ちくま新書)」。
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