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1月の新書オーバービュー

東京は本稿を書いている数日前(3月22日)に桜が満開になったとのことである。今年はなかなかいい新書が多くて、読み進まない。しかも単行本の方もこれまた脳内麻薬がダラダラ出そうな面白い本が多くて、あっちで読み、こっちで読み……と忙しい。ななめ読みしたい所だけど、ケチだからねえ。

あんまり関係ないけど、最近の光文社新書の傾向がちょっと気になっている。自分が買ってにそう思ってるかもしれないが、最近の傾向として、必ずリフレ系、マネー・自己啓発系、健康系、旅もののうち、どれか2つ以上が毎月入っている。「必ず」って言う割に、田宮榮一並に手広いじゃねえか、と言われそうだけど。最近の新書は石を投げればジコケーに当たる、という気もするし。しかし去年8月以降(8月・4冊中2冊、9月・6冊中3冊、10月・5冊中3冊、11月・5冊中3冊、12月5冊中2冊、1月・5冊中2冊、2月・5冊中2冊、3月・5冊中3冊)激増している。

そうした本が売れて、そのお釣りで渋い、いい本が出せればそれでいいとは思う。昔から偏りがないわけではない。そして最近、いい本も多いし、光文社新書の旅ものは打率が高いのでうれしい。とは言うものの、最近光文社新書の旅本を毎月勝ってるような気もするし。「先月も出たのに、またリフレの本?」とも思う。もう少し冒険して、新書としてのステータスを上げた方がいいんじゃないかとも思うが。会社にそれだけの余裕はないかもしれないが。そういえば「スクールカースト」買いそびれた。

当月、レビューを書いた本以外はあんまり印象に残る本は少ない。「「豊かな地域」はどこがちがうのか: 地域間競争の時代 (ちくま新書)」は、人の通勤通学の市町村間の流れって、見ると面白いなっていう感じ。「仲代達矢が語る 日本映画黄金時代 (PHP新書)」のインタビューはよかった。仲代達矢という人を、「真木よう子と喧嘩した人」あるいは「大地の子の親父役」くらいにしか思っていなかったが、兵士、軍人、武士、ヤクザ、今は死刑囚だが、ともかく多彩な役をこなす。暖かい感じもするがどこかクールな感じのある、不思議な人だが、シビアな戦争体験を経ていることを知った。そこから透徹した人間観が生まれたようだ。丹波哲郎との談笑、三船敏郎との喧嘩、勝新との離別。映画ファンでなくても読ませる話だった。

さっき書いた光文社新書の「ファミリーレストラン 「外食」の近現代史 (光文社新書)」。懐かしの昭和軽薄体。オドロキ、シアワセ、「おお、これこれお、うまいんだよね」みたいな感じの文体。前著の「旨い定食 途中下車 (光文社新書)」から、なんか気になるし、真似しやすい文体だよなあ……と思っていたのだが、やっと思い出した。あの手この手で、なんということはないはずのファミレス飯をおいしそうに紹介している。こういう文章に拒絶感を持たない人なら楽しめる本。文章は非常に易しく書かれているから、難しい文章よりははるかにいいが。

今月は「飛ばし 日本企業と外資系金融の共謀 (光文社新書)」が一番面白かった。肉薄してる感じがある。
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