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ウェブで政治を動かす!



レビューをamazonに投下しようと思った訳だが、ものすごい政治参加意識に満ち満ちている人たちが多くて、「お、おう頑張ってこの国を動かしてくれよ」と手を振ってしまった。twitterのまとめ。

著者ほどではないが、私も物書きに関わっていた頃、自治体の廃棄物行政の閉鎖性に呆れて、インチキな統計を止めさせたことがある。だから政策が大事なことは身にしみて分かる。また、したり顔で政局を語る驕慢な政治部記者やOBの顔を見ると、その面にジャンピングニーを食らわせたくなるほどムカつく。

だから、「政局=クソ」という著者の怒りは、共感はするが、「ウェブを活用して、政策について自分でも考え行動しましょう」という意見には、多少の違和感を感じる。私は「政局ショーの観客」というスタンスは否定されるべきではないと考えるからだ。ショーは客があって初めて成り立つ。

また、政策転換を促すには、とんでもない時間的金銭的コストがかかる。昔の私もだが、著者のように政策参画が仕事に回収できるならいいが、農協も反原発デモの人もあれだけ莫大な人金を投入してなかなか政策転換を図れていない。「政策より人で選ぶ」という有権者も相当数いる。

政局記事というのは人間の離合集散ばっかり書いているわけだが、「リーダーに相応しい人間か」を日々の政局報道で、判断材料を提示しているとともに、雑談ネタを提供している。「あなたはTPP賛成ですか、反対ですか」って酒飲み話より「小沢新党50人だって?」という話の方が雑談にはしやすい。

新聞に限って言えば、政局の話より政策の記事のほうが多い。朝日新聞は政策欄があるし、どこの新聞でも経済面の大半は、政府の経済政策の記事で占められているし、原発政策の記事は2年近く、新聞の硬派面を飾り続けている。当たり前だけど。

また、政策というのはあらゆる分野に及んでいて、自分の興味を惹く記事が放映・掲載されないということも「政策軽視報道」と受け取られかねない要因になっている。著者の関心のレンジは相当広いとは思うが、介護保険の点数加算から焼酎の甲乙混和問題についてまで関心があったりするだろうか。

とりあえず、本書を読んで政策を考えて、政治を変える活動を始める人がいるなら、それはとても素晴らしいことだと思う。そして私は低次元な政治参加である、クソつまらない政治ショーの観戦をしたい。国民の代表たる選良が全知全能を傾けて権力闘争をする姿、なかなか面白いもんで。

本書は一読の価値はあるやなしやと問われれば「ある」だろう。
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