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9月の新書オーバービュー

金子哲雄さんの遺作も含めてなかなか豊作だった。レビューした本の中では、「町の忘れもの (ちくま新書)」、「日本人のための日本語文法入門 (講談社現代新書)」などがとりわけいい。「「松下幸之助は泣いている 日本の家電、復活の条件 (朝日新書)」は松下より著者自身の体験談の方が面白い。松下は40年前から海外へ派遣する若手社員に現地販売店で研修させる制度があったとか、バブル全盛期に画王を世界販売したら、アメリカ人に「gao」って何なんだって聞かれたとか。画質はいいけど、ネーミングが悪くて受けなかったんだとか。「現代(ヒュンダイ)がトヨタを越えるとき: 韓国に駆逐される日本企業 (ちくま新書)」もそうだが、家電再生、ものつくり再生の新書が多い。シャープも倒産するしないの瀬戸際に立たされている。私は、シャープ自体は倒産後の再建は可能な気がするが、日本企業の決定プロセスの遅さを考えると、全体的に海外との競争はますます不利になる一方じゃないかとも思う。いずれにせよ、正念場には違いない。

光文社新書の当たり外れ具合の豪快さが最近ますます激しい。当月は「「ゼロリスク社会」の罠 「怖い」が判断を狂わせる (光文社新書)」が一番いい本だった。年間でもベスト5には入れたいほど科学リテラシーを涵養する良書だった。かと思えば、今月は上念司のオカルト本が出ている。若田部昌澄氏の「もうダマされないための経済学講義 (光文社新書)」もなんか微妙なリフレ締めになっていたが…まあ、上念先生の本が売れに売れて、売れ筋じゃなさそうな良企画も売ろうってことになればそれでよし。
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